視聴者との繋がりを加速させる
制作・広報・デジタルの三位一体
なんしょん? 座談会

10年以上続くOHKの生放送帯番組『なんしょん?』。ディレクターが作り上げる番組は、編成・広報担当によって視聴率データや市場の視点で分析され、アプリ担当によってデジタル展開といった双方向の企画に生まれ変わります。三者の目線から、部署の壁を越えて密接に連携する仕事の裏側を語り合ってもらいました。
※本記事の内容は取材当時のものです。
対談メンバー
なんしょん?ディレクター×番組広報×アプリ広報担当

- J.T
- 番組ディレクター
- 担当当時・現:コンテンツ制作部

- N.F
- 番組広報担当
- 担当当時・現:編成業務部

- R.M
- アプリ担当
- 担当当時・現:IT戦略部
01毎日が挑戦!ローカル局の「帯番組」で繋がる仕事


- J.T
- ディレクター
- 私は入社2〜3ヶ月でディレクターになりました。 リサーチ、取材、ロケ、編集、OAまで全部担当しています。特に『なんしょん?』はコーナーごとの担当が決まっていないので流動的で、PD(プログラムディレクター)も2週間おきに担当しています。「ここに取材に行きたい」と手を挙げれば、プレゼン次第で企画が通るスピード感も魅力です。

- N.F
- 広報
- 私は編成担当として、『なんしょん?』の毎日の視聴率を分析して制作現場にフィードバックしたり、 視聴者からの電話や意見を制作に伝えたり。 毎週必ず構成会議に参加して、営業など他の部署との橋渡しをするのが主な役割です。

- R.M
- アプリ
- 私はOHKアプリを中心としたデジタル展開を担当しています。生放送連動のアプリ限定クイズや、 視聴者アンケートの実施、番組の改編期にはアプリのビジュアルを番組仕様にジャックするなど、 デジタル側から番組を盛り上げています。

- J.T
- ディレクター
- 制作はVTRの編集に向き合うと、どうしても孤独な戦いになりがちです。 でも、編成さんが台本を渡すだけで広報としての視点で料理して、新聞など広報媒体に載せて後押ししてくれる。 一緒に番組を作ってくれている感じがして、すごく心強いです。

- N.F
- 広報
- 杜の街とミルンの2拠点体制ということもあり、制作現場と距離を感じることもありますが、 毎週会議に出ることで現場の「今こういう作業をしているんだ」という肌感覚が伝わってきます。 その中で、「ここは表現に気をつけたほうがいいよ」など、他局での事例を共有できるなど、お互い気づけることが多いんです。

- J.T
- ディレクター
- 本当にありがたいです。 制作は視野が狭くなりがちなので、編成が客観的な視野を広げてくれるんです。 痒い所に手が届くというか。

- N.F
- 広報
- 広報するときも、現場のJ.Tさんから「今週はこれが特に押したい企画です」と意見をもらえるので、 現場の熱量をそのまま広報に活かせます。 勝手に決めるのではなく、意見を吸い上げられるのはローカル局のいいところですね。
02視聴率データは「次に繋げる」ための最高のヒント


- J.T
- ディレクター
- 編成からもらう視聴率の分析は、制作現場としては励みにもなるし、 「なにくそ!」とも思います(笑)集計だけでなく、編成視点の分かりやすい分析を添えてくれるのが本当にありがたい。 いいところ、悪いところを分析してくれるので、次に活かせます。オープニングの展開を変えてみたり、CMまたぎのタイミングを調整してみたり、生放送だからこそ自分の采配で柔軟に変えられる。 データは次に活かせる最高のヒントです。

- N.F
- 広報
- 特に『なんしょん?』は帯番組なので、曜日ごとのネタで「どれが跳ねるか」の傾向がはっきりします。 そのデータは、今後の企画作りの参考になりますよね。
03番組×デジタル連携の相乗効果


- R.M
- アプリ
- デジタル広報としては、『なんしょん?』のファンも多く親和性の高いOHKアプリを活用して、 番組ファンにダイレクトに情報を届けています。

- J.T
- ディレクター
- 視聴者からの声を直接もらう機会が少ない中で、アプリを通して日々関わってもらえるのは非常にありがたい。 コメントや意見がリアルタイムで届くので、リアクションが聞けて何より嬉しいです。 取材後はリアクションが貰える機会が少なく孤独なので。

- N.F
- 広報
- デジタル広報との連携は、地上波以外でリーチしたい層をフォローできるんです。 例えば、グルメインフルエンサーさんとのコラボ企画では、SNSで共同投稿することで、幅広い層に届けることができました。

- J.T
- ディレクター
- この企画のディレクターは私が担当しているのですが、 グルメインフルエンサーを知らない層にも「へぇポイント」を盛り込み、 お店にプラスの学びがあるように工夫しています。 みんながウィンウィンになればな、という想いで作っています。

- R.M
- アプリ
- 他にも、くじの結果画面で番組のクイズを出すアプリ連動企画をしたところ、視聴率が約1.3倍になりました。 アプリの利用だけでなく、視聴に繋がる導線をアプリの中に作れたのが大きな成果でした。
04「ポロッと出た一言」が次の企画になる。子育て経験から生まれた新企画


- J.T
- ディレクター
- 企画が生まれるときには、構成会議での雑談ベースのものが、そのまま放送に繋がることが結構あります。 例えば、おうちの方と赤ちゃんが一緒にスタジオ出演する「カモンベイビー」企画も、育休明けに私がポロッと「赤ちゃんが見たい」と言ったことがN.Fさんに拾ってもらって実現しました。

- N.F
- 広報
- 私自身、育休中もずっと番組を見ていて「赤ちゃんは癒やしになる」と強く思いました。 以前、平日の夕方に子どもが主人公のドラマを一挙再放送した時に、視聴者から「出演者の子どもがかわいくて癒される。 ずっと放送していてほしい」というご意見を複数いただいたこともあったので、編成としても、視聴者に癒やしをお届できるのではないか、ぜひやってほしいと後押ししました。

- J.T
- ディレクター
- しかも、OHKがイオンにスタジオがあるという強みも活きています。 駐車場があって授乳室もあるイオンなら、参加のハードルがとても低い。フットワーク軽く番組に参加してもらえるメリットがあるんです。ポロッといったことがこうやって花開くのでありがたいですね。 結構雑談ベースのものがそのまま放送に繋がったりするから、直接会話ができるのは大きいかな。
0510年以上続く帯番組が教えてくれること


- J.T
- ディレクター
- エリアで唯一帯番組を続けているのは、視聴者と1日1時間テレビを通して繋がれているからです。 制作者としても力がつくし、毎日生放送だからこそ小さな挑戦がしやすい。 気軽に試せるので、スキルアップにも繋がります。

- N.F
- 広報
- 編成視点でも、地元情報をリアルタイムで発信して、ニュースで取り上げられない楽しい話題を拾えるのは貴重です。 一般の方が自由に出やすい番組は『なんしょん?』が一番だと思いますね。放送局としてエリアの人の声を拾うための重要な枠だと感じています。 この番組カラーは10年以上かけて変えずに浸透しているので、続けていくのは意味のあることです。

- R.M
- アプリ
- 生放送連動企画は、募集期間が短くても視聴者に浸透しているからこそ、300件近く応募が集まります。 この番組は、「視聴者との双方向のやり取り」が最も活発な場所なんです。

- N.F
- 広報
- テレビ局へのアプローチは難しいと思わず、学校の部活をPRしたいから出たいなど、 積極的にアプローチしてくれたら採用される機会が多い番組だと思います。 これからも、視聴者の方たちと一緒に地域を盛り上げる番組として続けていきたいですね。